でも、どんな目薬でも良いというわけではありません。
できるだけ「涙の成分」に近いものを、1日に何度も点眼することになります。
よく使われるのは「人工涙液」タイプのものです。
成分がやさしいので市販のものでも大丈夫ですが、「防腐剤」が含まれているため、気になる人は眼科で求めた方が安心です。
しかし、このタイプの目薬はすぐに排出されてしまうため、効果が長く続きません。頻繁にさす必要があります。
なので、少しでも長く目の表面にとどめるために、「ヒアルロン酸ナトリウム」が含まれているものを選ぶと効果が持続します。
また、最近は自分自身の「血清」から作る目薬というのもあります。
「血清」とは血液から赤血球などを取り除いたその他の液体成分のことですが、これから出来た目薬を使うと、傷ついた角膜が回復するという効果があるとのことです。
重症のドライアイの人に使われるようです。